色鉛筆のプリズマカラーの発色の特徴
芸術作品用の色鉛筆といえばこれまではファーバーカステルなどの欧州のメーカーが有名でした。ネットのクチコミで評判が拡散したのが色鉛筆「プリズマカラー(またはカリスマカラー)」です。プリズマカラーは色鉛筆の中でも発色が良いことで有名でYoutubeなどをきっかけに日本でも知られるようになりました。
プリズマカラーとは
プリズマカラー(Prismacolor)は1938年にニューヨークのジョンストリートでBerol(ベロル)がEagle Pencil Companyを創業し、1989年にBerol Ltd.に買収、そのベロルは1995年にはアメリカのNewell Brandsと提携し合併してベロルはSanford Corporationの子会社になりました。プリズマカラーは学生用からプロのアーティストの供給品のブランドです。 Prismacolorブランドは色鉛筆以外にもパステルや透明水彩もあります。
プリズマカラーはハリウッドスターの写真の模写でリアルな色鉛筆画をアーティストたちに描かせた販売戦略のおかげで高い人気が出るようになりました。Youtubeの色鉛筆の動画を見た人々がリアルに描ける色鉛筆はプリズマカラーであると認識するようになったのです。
プリズマカラーの発色の良さ
プリズマカラーの芯は柔らかいため画用紙に絵の具の粒子が付きやすいという特徴があります。おそらくその逆もアリで絵具が画用紙から取れやすい(画用紙が摩擦で汚れやすい)ということもあるかもしれないのでフィキサチーフが必要となるでしょう。気がかりなのはフィキサチーフの使用による紙や絵具の変色です。
RossBleckner作(ライセンス許可済み)
プリズマカラーのラインナップ
プリズマカラーは一時カリスマカラーと名前を変えての販売があり、現在はプリズマカラー12色から48色のラインナップとなっているようです。- PREMIER® SOFT CORE(柔らかい色鉛筆)
- PREMIER ART STIX®(アートスティック)
- PREMIER VERITHIN®(高品質でハードな色鉛筆)
- SCHOLAR™(初心者向けの色鉛筆)
- PREMIER WATERCOLOR(水彩色鉛筆)
- COLORLESS BLENDER PENCIL(ブレンダー鉛筆)
- SCHOLAR™ ERASABLE
- COL-ERASE®(消しゴム)
- PREMIER® MIXED MEDIA SET(色鉛筆とアートスティックのセット品)
日本での販売
プリズマカラーは日本アマゾンで購入することができます。でもちょっと芯が折れていたりする品もあるようで、一部の商品は輸送中に折れていたり中身の色が適当に詰められたりしているものもあるようで品質管理はしっかりなされていないというよりは輸入途中で色鉛筆の入ったバッグや箱が投げられたりしているせいかもしれません。サンフォード社(Sanford UK Ltd.)はベロルなど六社が合併した会社です。基本色セット
72色セットです。マニアにはちょっと物足りない色数ですね。基本的な48色のセットです。色鉛筆画が趣味じゃないと一生使い切れないかもしれません。
入門用のお試し24色セットです。誰でも気軽に買えるセットです。
多色セット
1本あたりの価格を安く入手するためにはたくさん入っている色鉛筆がおすすめです。
筆者が今一番欲しいのがこの132色セットです。問題は芯が折れていないかどうかですが・・・132色の購入に挑戦するにはリスクが高そうです。プリズマカラー製品ラインナップ
色鉛筆以外のプリズマカラーブランドのラインナップです。
色鉛筆を混色するための鉛筆です。デッサン用鉛筆です。